■ ID | 608 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 比抵抗法探査による土壌汚染把握を目的とした基礎的検討 Basic Investigation Aimed at Grasp of Soil Contamination by Resistivity Survey Method |
■ 著者 | 佐坂公規
Kouki Sasaka
埼玉県環境科学国際センター 石山高 埼玉県環境科学国際センター 長森正尚 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | 物理探査学会 |
■ 出版年 | 2006 |
■ 誌名・巻・号・年 | 物理探査学会第115回学術講演会、平成18年10月17日 |
■ 抄録・要旨 | 現場における土壌汚染状況の迅速な把握手法の開発に資するため、重金属廃液の漏洩初期段階を想定し、土壌電気伝導度(土壌EC)の分布の把握や比抵抗法探査による汚染領域の絞り込みへの適用性について検討した。
その結果、汚染物質が表層土壌に吸着されやすく、表層土壌の汚染に留まるケースでは、廃液の浸透に伴う地表面の土壌EC変化を検知する方法が有効であった。一方、汚染物質が汚染が地中まで浸透するケースでは、深度方向の汚染状況に関する情報が得られる比抵抗法探査の適用が有効であった。さらに、比抵抗法探査においては、周囲に比べ著しい比抵抗低下が見られる領域が廃液の浸透領域と調和的であることが示された。以上の点から、廃液漏洩のケースでは比抵抗法探査や土壌ECの測定が簡便な絞り込み手法として適用可能だという見通しを得た。 |
■ キーワード | 比抵抗法探査,土壌汚染,重金属,土壌電気伝導度,EC |
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